NASとはネットワーク接続に対応している外付けハードディスクのことです。

BUFFALO[バッファロー] LinkStation[リンクステーション]LS410DXはDLNAサーバー機能を持つNASです。
通常の共有フォルダ機能他、動画、音楽、画像を複数の端末にコピーせずにそのままストリーミング再生することができます。

2TBのHDDを搭載したLS410D0201Xを購入しました。搭載されているHDDはSeagateのST2000DM001でした。高速性能を謳っているので、省電力モデルではなく一般的な7200rpmモデルが採用されています。

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LS410DXのUSBポートはUSBデバイス用です。NASはLANケーブルで無線LANルーターに接続して、PCなどはルーター経由でアクセスします。
ルーターが低速では、NASへのアクセスも低速になってしまいます。
有線LANが1000BASE-T対応で、無線も11nの100Mbps以上の接続に対応しているルーターが望ましいです。
無線の電波が弱くなってしまう部屋からのアクセスには中継機を置くのがおすすめです。
【関連】無線LAN中継機としてWZR-600DHP2を買ってみた

LS410DXLS410Dの違いは、LS410DXはトランスコーダー搭載でDTCP+に対応ており、PCやスマートフォンやタブレットで3G回線接続でも再生することができます。
LS410Dはインターネット経由でのDTCP-IPコンテンツの再生はできず、トランスコーダーがないため、安定して高速な通信が必要です。地デジ番組のMPEG2-TSはビットレートが 12Mbps程度、BSデジタルでは20Mbps 地デジで最大17Mbps、BS/CSデジタルでは最大24Mbps の速度が必要です。

LS420Dは機能はLS410Dと同じで、RAID 0/1対応の2ドライブ構成になっています。
LS210Dは低速で大きなファイルの共有には不向き。
LS-YLはDTCP-IPに対応していないので録画番組の共有には使えません。

LS410D0201X004
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LS410DXシリーズの特徴



DTCP+対応
 DTCPは日本のデジタル放送番組を扱うために必要な規格です。
 アイオーデータのチューナーで録画した番組もLS410DXにダビングして、他のプレーヤーで再生できることを確認しました。
 DTCP+は更に、インターネット経由での再生にも対応しています。

DLPA NAS Level.3対応>
スカパー番組のダビングにも対応しています。

DLNA対応
動画、画像、音楽をストリーミング配信ができる機能です。
DLNA対応のメディアプレーヤーやアプリで、データを端末にコピーせずに再生することができます。

トランスコーダー搭載
デジタル放送はのビットレートは10Mbps以上を必要としますが、回線に合わせて低いビットレートに変換して送信することで遅い3G回線でも安定した再生が可能です。
 あくまでも、ビットレート下げることで回線速度の遅さの問題は解決できますが、回線が途切れやすいなど通信の不安定さは解決できません。

BitTorrent対応
 BitTorrentのクライアント同士(P2P)でファイルの共有ができる機能です。
 IPアドレスとポートを偽装しないため、身元が分かってしまう規格なので不正ファイルの交換など悪用はできません。

フォルダ共有機能
 フォルダごとに登録したユーザーやグループによるアクセス権限が可能です。
 ネットワーク検索で表示されないフォルダも定可能です。
 指定されているフォルダ名を使うと、ネットワークドライブとしてドライブレターを割り当ててアクセスすることができます。
 DLNAのアクセス制限はネットワーク機器(MACアドレス)毎に可能です。DLNAに設定したすべてのフォルダに共通となり、フォルダ毎にアクセスできる機器を分けることはできません。

Webアクセス機能
 BuffaloNAS.com(無料)によるDNSサービスが用意されています。
 プロバイダ提供のDNSを割り当てることもできます。
 FTPサーバー機能に対応してます。
 共有フォルダへアクセスするためのもので、HTML等を処理するWebサーバーではありません。

USBデバイスサーバー機能
 USB2.0対応ポートが1基用意されています。
 HDDを繋げてLS410DXのバックアップや、共有フォルダ容量の追加だけでなく、一般のUSB機器を繋いでネットワーク上の他のPCからそのUSB機器を使うこともできます。

iTunesサーバー機能
 iTunesで再生することができます。

100MB/sの高速転送
 CrystalDiskMarkで70MB/sほど出ました。ネットワーク接続のPC間でのファイルのやりとりと遜色のない高速性能で快適です。
LS410D0201X006
 これは初期フォルダでの計測です。DLNAとゴミ箱の機能が有効の状態です。

スリープ機能
 条件は3パターンの登録が可能です。例えば、土日は朝から起動、平日は帰宅時間まで停止など。曜日と起動する時間と停止する時間を指定することができます。

具体的な使い方


撮影した写真や動画をLS410DXに現像。テレビやスマートフォンで見せてあげることができます。

録画した地デジ番組等をダビングして、別のテレビやスマートフォンなどで見ることができます。

DTCP-IPが必要なDLNAに対応しているスマートフォンが少ないので注意が必要です。

au AQUOS PHONE >SHL22の場合、DTCP-IPは端末で録画したワンセグ番組をAQUOS TVに送信するためのもので、LS410DXの録画番組の再生はできませんでした。DiXiMに対応している端末以外では再生できない可能性が高いようです。DiXiMに対応しているAndroid端末はDiXiMが標準搭載されており、アプリの個別販売はされていません。DiXiMの別のアプリBeamもDTCP-IPに対応していますが、再生できませんでした。DTCP-IPではないDLNAコンテンツは問題なく再生できます。
DiXiMの詳細はこちら

スマートフォンやPCの同期フォルダに。同時に二つの機器を起動しなくても間にNASを挟むことで、いつでも書き出しや読み込みができます。

NASを使うとPCの電源を切っていても、共有フォルダにアクセスできるメリットが大きいです。

アイオーデータのmAgicガイド GTでダビングの手順


録画した番組を右クリックして
エクスポート→DTCP-IPサーバーへのダビング
を実行します。
LS410D0201X009

Webブラウザにファイル転送が表示されます。
LS410D0201X007
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転送に失敗する場合、使用しているmAgicTV GTのバージョンのインストールに含まれている『DiXiM Media Server 3 for mAgicTV』が必要です。
転送に失敗した場合はBDやDVDへの書き出しの時と同じで、コピー可能回数が1減ります。
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録画モードは圧縮なしのDRモードのみでなく、H.264/AVCのHR3で録画した番組も正常に転送して再生することができました。

DTCP-IPコンテンツは、共有フォルダとは別になっています。ネットワークからは直接アクセスすることはできません。
番組の削除などはLS410DXの簡単設定のDLNAサーバーを開くことで行えます。
LS410D0201X010

GV-MVP/X2シリーズの最新のドライバは、GV-MVP/X3と同じになっています。
6.03Aでアップグレードした後に、GV-MVP/X3用の最新のソフトウェア[ドライバ + mAgicTV GT + DiXiM Media Server 3 for mAgicTV]をインストールします。
アイオーデータ サポートライブラリ Gで始まる製品
GV-MVP/XS3GV-MVP/XS3W


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