GeForce GTX1060-3GはGTX960と比べて負荷時の消費電力が10〜20W程高くなりましたが、それ以上に性能が大きく向上しています。デスクトップを表示しているだけのアイドルの消費電力は反対に少し下がっています。

GeForce GTX1060-3GはDirect X11のゲーム性能はフルハイビジョンなら最高画質設定でも余裕のある快適性能になりました。モナコインやナイスハッシュでのマイニングにも使用可能です。

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比較するグラボ

  • MSI GeForce GTX 1060 AERO ITX 3G OC
  • MSI GTX 960 GAMING 2G

OSやドライバなど同じ条件で測定しています。

  • Windows 10 Pro 64bit バージョン1709
  • GeForce Driver 388.59

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写真は上がGTX 960 Gaming、下がGTX1060 3G AERO。AEROはファンが1基のみで長さが短いのが特徴です。GTX1060-3Gの発熱は70℃未満なのでコンパクトなAEROでも十分な冷却です。夏でも低回転で静音を求めるならGamingモデルが良いです。

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AEROでも十分な出力端子を搭載。DVI-D、HDMI、DPに対応しています。GTX960 GamingはDP3基にHDMI1基ですが、GTX1060 3G AEROはDP2基とHDMI2基搭載。HDMIのみでも2台のモニターに接続できます。複数の接続端子を組み合わせることで最大4台のモニター接続に対応しています。

消費電力の比較

消費電力
  GTX1060-3G GTX960
デスクトップ表示 44.5W 50.0W
Heaven4.0 197.6W 186.8W

 マイニング性能の比較

GTX960は電力効率が悪いのでマイニングに使うことはおすすめできません。GTX1060-3Gは上位モデルよりもハッシュレート値は低いですが消費電力も低いので電力効率は良い方です。発熱が低いので常時稼働でも使いやすい。

MONA Coin Mining
  GTX1060-3G GTX960
15分間平均ハッシュレート 23.05 MH/s 13.40 MH/s
消費電力 154.3 W 141.2 W
電力1Wあたりのハッシュレート 0.1493 MH/s 0.0949 MH/s

 ゲーム性能の比較

GTX1060-3GはDirect X11のゲームが画面解像度がフルハイビジョン(1920x1080)なら最高画質設定でも余裕のある性能となっています。

ファイナルファンタジー14:紅蓮のリベレーター
スコア 動作目安 GTX1060-3G GTX960
1920x1080    
標準品質(デスクトップPC) 15612 非常に快適 13777 非常に快適
最高品質 11360 非常に快適 7189 非常に快適
3840x2160    
標準品質(デスクトップPC) 8689 非常に快適 4560 快適
最高品質 3561 快適 1532 設定変更を推奨
DiRT RALLY
フレームレート
平均FPS - 最低FPS
GTX1060-3G GTX960
1920x1080 Multisampling:4xMSAA    
プリセット Medium 163.85-110.04 107.77-88.53
1920x1080 Multisampling:8xMSAA    
プリセット Ultra 77.99-66.46 45.39-38.30
3840x2160 Multisampling:4xMSAA    
プリセット Medium 62.52-52.64 35.43-29.21
3840x2160 Multisampling:8xMSAA    
プリセット Ultra 28.35-18.94 12.61-12.50
Battlefield 4
フレームレート
平均FPS - 最低FPS
GTX1060-3G GTX960
1920x1080    
クオリティ 中 199.6-193.0 138.8-130.0
クオリティ 最高 103.9-96.0 59.8-55.0
3840x2160    
クオリティ 中 72.0-64.0 43.7-39.5
クオリティ 最高 32.9-30.0 16.7-15.0

 

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