GeForce GTX960を購入したので、2015年1月発売のMSI GTX 960 GAMING 2Gと2011年6月発売のMSI N560GTX-Ti Hawkを比較しました。

GTX960GTX560Ti-01
写真は上のシルバーがMSI N560GTX-Ti Hawk
下のブラックとレッドがMSI GTX 960 GAMING 2G

スペックの比較


GTX 960 GAMING 2G / N560GTX-Ti Hawk

CUDAコアプロセッサ数:1024 / 384
コアクロック: 1253MHz / 950MHz
ビデオメモリ:GDDR5 128bit 2048MB 7010MHz / GDDR5 256bit 1024MB 4200MHz
Direct X:12 / 11
モニター出力:
    DVI:DVI-I 2560 x 1600 @60 Hz 1基 / DVI-I 2基
    HDMI:1.4a/2.0対応 1基 / mini HDMI 1基
    [4096x2160 @24 Hz (1.4a), 3840x2160 @60 Hz (2.0)]
    DisplayPort:3基 (version 1.2: 4096x2160 @60 Hz対応) / 搭載なし
最大消費電力(目安):120W / 180W
電源コネクタ:8ピン 1本(6ピン変換ケーブル付属) / 6ピン 2本


GTX960GTX560Ti-02
GTX 960 GAMING 2Gは、N560GTX-Ti Hawkよりも幅と奥行きが長くなっています。
ファンは大きくなり、より静音化しています。温度が低いときはファンが止まった状態で正常に動作します。
出力コネクタは、4K 60Hz対応のDisplayPortが3基、HDMI2.0が1基。古いモニタ用にDVI(アナログ/デジタル対応)が1基用意されています。

GeForce GTX960の電源は6ピン1本なのですが、MSI GTX 960 GAMING 2Gはオーバークロックの電力増を考慮して8ピン対応になっています。
6ピン変換ケーブルが付属しているので、電源が6ピン1本しかない場合でも使えます。
コネクタの爪が外向き(基板側)になっています。内向きの仕様と同じに繋げようとすると入らないので注意。
GTX960GAMING2G-Power

消費電力


電力には測定機器である「WattasUp Pro」の動作電力 約1.5Wとビデオカード以外のPC電力が含まれます。
アイドル:70.5W / 86.2W
Heaven 4.0: 220.5W / 333.8W
FF14: 217.6 / 330.8W

消費電力はGTX560Tiよりも大幅に下がっています。

性能比較


測定に使用したPCは、
X48チップセットにCore2 Quad Q9650(3.0GHz 4Core 4Thred)

Z77チップセットに Core i7 3770K(3.5-3.9GHz 4Core 8Thred)

性能が低いとシステムによる差は誤差の範囲であるため、Z77はGTX960のみ測定。
GTX560TiもZ77で測定しました。
メインPCで搭載パーツが多く、誤差の変動が大きいので消費電力の比較には使えません。

Z77-GTX960 / X48-GTX960 / X48-GTX560Ti / Z77-GTX560Ti

Heaven4 OpenGL:1295 / 1266 / 759 / 770
Heaven4 Direct X9:1144 / 1114 / 797 / 806
Heaven4 Direct X11: 925 / 910 / 664 / 606

Heaven 4.0は純粋なグラフィック性能を測定しますので、Z77とX48の差がほとんど無いです。
GTX960とGTX560Tiの差はおよそ1.3倍GTX960が高性能になっています。
Z77-GTX560TiのDX11のスコアが下がってるのが謎。たぶん、測定やり直すと上がると思います。時間の都合上、とりあえず1回測定した値を乗せておきます。
測定し直しまたが 547→606 に上がってもX48よりも低いことに変わりありませんでした。他の値も2回目の測定値に置き換えましたが誤差程度の違いでした。
X48でも2回目の測定を行いましたがDX11は664で変わらず、他は誤差の上下があった程度です。

FF14 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
1920x1080 最高品質: 10093 / 8846 / 7038 / 7330

FF14ベンチマークはCPUの影響も大きいため、Z77とX48での差が大きく現れています。
およそ1.2倍 GTX960がGTX560Tiよりも性能が高くなっています。

A列車で行こう9v3
1920x1080 簡易設定:高 : 81.6fps / 52.0fps / 38.5fps / 61.0fps

fpsはフレームレートなので、60fps以上でとても快適、30fps以上で普通に操作できる性能です。
およそ1.3倍 GTX960がGTX560Tiよりも性能が高くなっています。
X48 と Z77 との差が大きいのは、CPUの性能も大きく影響しているということです。
古いPCでグラボだけ性能高くしても、CPUの性能不足がボトルネックで足を引っ張ってしまうことがあります。

まとめ


4年ほど前のGeForce GTX560Tiからは、新しい製品に乗り換えるのにGeForce GTX960は最適となっています。
消費電力は下がり、性能は上がっています。
また、MSI GTX 960 GAMING 2Gは温度が低いときはファンの回転が止まったまま動作するので音が静かです。
冬は普通に動作してもファンの回転音は静かです。
GTX560Tiとの比較で1.3倍ほどですから、GTX660やGTX760からの乗換にはまだ微妙ですね。
GTX670との比較ではGTX960は性能が下になります。GTX670との比較も後ほどまとめます。
GTX960はCPUが足を引っ張らなければフルハイビジョン(1920x1080)では高画質設定で快適なゲームプレイを楽しめる性能があります。
オンラインゲームで多いDirect X9に最適ですが、メモリ周りが弱いので、キャラクター表示など負荷が高くなる場面での落ち込みは起こりやすいです。
メモリクロックは高いので全体の性能バランスとしては問題ないです。

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