突然停電したりフリーズしてしまって、強制的に電源を切るとPCが不調になることがあります。

BIOSのデータに異常が増えるとWindowsの動作以前にハードウェアレベルの不具合が増えてしまいます。

このような不調はBIOSを正常な状態に戻すことで解決できることがあります。
最新のUEFI BIOSでもLegacy BIOSでも、BIOSはハードウェアを正しく動作させるための手順を表すデータです。

接続しているUSB機器の異常、ディスクの異常、CPUやメモリが正しく動作しないことによるブルースクリーンエラーが、BIOSを初期化することで直ることがあります。

BIOSの設定は電気がないと消えてしまうCMOSに記録されています。

BIOSを安定した状態に戻すために、CMOSクリアを行いましょう。

CMOSクリアの手順はマザーボードによる異なります。

1.PCをシャットダウンする

2.電源スイッチをオフにする。または、コンセントを抜く。

3.マザーボードの通電LEDが消灯するのを待つ。

4.CMOS クリアを実行する。

CMOSクリアは、ジャンパピンをずらすもの、ボタンスイッチになっているものがあります。

昔のマザーボードは電池を外す必要がありましたが、現在は電池を外す必要はありません。

ジャンパピンでCMOSクリアする場合
CMOS-CLR001

この場合は、初期は12が通電されている状態です。
これを一度上に外して、23にかぶせるとCMOSが消去されます。

マザーボードによってはピンが2本しかなく、ジャンパをかぶせない状態が通常で、かぶせることで消去という場合もあります。CMOSクリア用のジャンパが付属していない場合があります。

ジャンパは二つのピンを繋げて電気を通す役割なので、代わりに電気が通るマイナスドライバを当てても構いません。ドライバなどの金属を使う場合は、滑って他の端子をショートさせたり傷つけてしまわないように注意しましょう。

時間は15〜30秒ほど消去用に通電させて、元に戻します。通常の状態に戻すのを忘れると、PCの電源を切る度に消去されてしまうので注意してください。

ジャンパピンではなく、CMOSクリア用のボタンスイッチが用意されているマザーボードもあります。

ボタンスイッチでCMOSクリアする場合
CMOS-CLR002

スイッチを押している間、消去用に通電されるため、15〜30秒ほどスイッチを押します。

CMOSクリア用のスイッチは、PCカバーを開かなくても操作できるように、背面パネルに出ているものが多いです。

マザーボード上には、電源スイッチやリセットスイッチが取り付けられているものもあるため、間違えないように注意が必要です。スイッチ付近の文字でどんなスイッチかが分かります。

CMOS-CLR003

この写真の場合は、ボタン電池付近の赤いスイッチにはRESETと書かれているため、リセットボタンだと分かります。
PCケースのスイッチを押さなくても、動作確認ができるように、マザーボード上にこのようなスイッチが用意されている場合があります。

PCに電気が繋がっていない場合は、ボタン電池(CR2032)で保持されています。

電池が切れると設定が消えてしまうので、PCを起動するたびに、F1キーによるBIOSの初期起動、時計のが初期値になる、設定したブートドライブを見失って起動できない、といったことが起こります。
CMOSクリアをしてないのにこのような症状が起きた場合は電池切れですのでボタン電池を交換する必要があります。

ボタン電池を交換する場合は、薄いマイナスドライバー等で、出っ張っている金属(レバーのようになっていて指でつまめる場合は指で)を押すことで、電池が斜めに浮いて外せるようになります。

マイナスドライバーで電池を引っかけて無理に上に持ち上げようとすると、支えている部分が壊れることがあるので注意が必要です。

また、滑って周辺に傷をつけないように細心の注意が必要です。基板上の薄い配線が傷つけられると、正常に動作できなくなります。

5.BIOSを起動して、初期設定を行います。

正常な状態でプロファイルに記録(Save) している場合は、そこから読み込んでも (Load) 構いません。

CPU設定は定格であれば自動で正しく設定されますが(BIOSのバージョンに不具合がないことが前提です)、XMPメモリはXMPを使うように設定が必要です。

複数のストレージを接続している場合は、ブートドライブを指定する必要があります。また、CD/DVDからの起動を行いたいのであれば、CD/DVDの起動を優先させて、HDD/SSDは2番目の起動(Boot)に指定する必要があります。

BIOSの設定の詳細はマザーボード毎に異なるため、取扱説明書(Manual) で確認する必要があります。

BIOSのバージョン自体に問題があると、BIOSを初期化しても解決できません。最新のBIOSが公開されている場合はBIOSのアップデートを実行しましょう。

BIOSのアップデートは現在はWindowsからも実行できるものが多いですが、Windowsの動作が不安定な場合はWindowsでBIOSのアップデートを実行してはいけません。
USBメモリなどを使い、シンプルで不具合が起きない状態でBIOSをアップデートしましょう。
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