東芝(CFD販売)のCSSD-S6T512NHG5QにスペースデデフラグというSSD劣化ソフトを使い、SSDの容量を激しく断片化してみました。

10GBの空き容量を残して0〜4MBのデータで強制断片化を行います。
これを実行すると空き容量も過度に断片化します。

通常の使い方ではここまで悪化することはまずありません。

CSSD-S6T512NHG5Qでは、
書き込み直後は書き込み速度が低下しますが、自然と整理されて性能はほぼ元に戻ります。

スペースデデフラグで断片化


電机本舗 スペースデデフラグ

S6T512NHG5Q-101
0〜4MBのデータでディスク容量を断片化させています。
空き容量は10240MiB(10GB)で断片化されています。

S6T512NHG5Q-102

空き容量が極度に少なくなるとプチフリーズが発生するようになりました。
512GBの容量に対して空き容量が断片化した10GBというのはやり過ぎたかもしれません。(かなり細切れになってしまう)
過度に断片化していなければ空き容量が少なくなっても大丈夫だと思います。

S6T512NHG5Q-103

断片化直後の状態です。
読み込みは断片化前と変わらず一定ですが、書き込みが50〜500MBと、相当不安定になっています。

S6T512NHG5Q-104

なにもせず、1時間経過後です。
空き領域が自動で整理されてきました。

S6T512NHG5Q-105

1時間30分後です。
4000MB分の空き領域の整理が終わり、書き込み速度が400〜500に安定しました。

このことから、断片化が大きくなる書き込みを行っても性能は自然に回復することが解ります。

スペースデフラグの翌日


性能がほぼ回復しています。

S6T512NHG5Q-106
S6T512NHG5Q-107
S6T512NHG5Q-108
S6T512NHG5Q-109
S6T512NHG5Q-110

空き容量の最適化


空き容量が過度に断片化しすぎたせいか、Windows7での実用性能を測定するPCMARK7では「Benchmark finiched with errors.」になってしまいました。

これはDefragglerを使い、バラバラに断片化している空き容量をデフラグで連続させることでエラーが出なくなりました。
窓の杜 重度に断片化したファイルだけを最適化できる定番のデフラグソフト

Defraggler実行前
S6T512NHG5Q-116

Defraggler実行後
S6T512NHG5Q-117

このときのPCMARK7 Secondary Storage SCORE5168
スペースデフラグ前に実行するのを忘れたためなんとも・・。

クイックフォーマット


Windowsの機能でクイックフォーマットを実行すると、SSDで書き込みブロックが整理されて、初期の性能に回復しています。

S6T512NHG5Q-111
S6T512NHG5Q-112
S6T512NHG5Q-113
S6T512NHG5Q-114
S6T512NHG5Q-115

このときのPCMARK7 Secondary Storage SCORE5470
クイックフォーマット前と比べるとこちらもスコアが回復しています。

結論


東芝HG5d系 CSSD-S6T512NHG5Qは、普通の使い方(Windowsシステムとアプリのインストールと動作)であればなにも気にせず使って大丈夫です。
空き容量が少なすぎて極端に断片化が酷くなると問題が起きる可能性がありますが、その場合でもSSD用のデフラグソフトなどで空き容量を最適化すれば大丈夫です。


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