CPU:Intel Core i7-3770K
M/B:ASUSTeK SABERTOOTH Z77
dGPU:GeForce GT440 ver296.10
Virtu MVP:ver2.1.112.21449

設定


マザーボードのInitiate iGPUを有効にする。
Advanced Mode\詳細\ノースブリッジ\Graphics Configuration

UEFI_Initiate-iGPU

Initiate iGPUを有効にしてiGPU側にモニターケーブルを繋げている場合は、Primary Displayが自動だとWindowsが起動してドライバが読み込まれるまでは画面が表示されません。自動ではなくiGPUに固定することでiGPUを主体にすることができます。

モニターケーブルをグラボに接続する場合は自動でも正しく表示されます。グラボが無い場合はiGPU接続も自動で大丈夫です。このことはBIOSの不具合なのでしょう。

 

マザーボードUtilityの「LucidLogix Virtu MVP」をインストール。
同じく「LucidLogix Virtu MVP Wizard」をインストール。

「LucidLogix Virtu MVP Wizard」を起動してすべてOKになっていれば完了。

Lucidから最新の「Virtu MVP Software」をダウンロードして更新。
Lucid Virtu MVP Software

「Virtu MVP Control Panel」を開いてVirtu MVPの設定。

GPU Virtualization はVirtMVPの有効/無効を切り替えます。
これはタスクトレイのアイコンからも切り替えることができます。(Disableは無効に、Enableは有効にします)

VirtuMVP001
In-Game Iconは、VirtuMVPが動作しているときのアイコンの表示設定です。Showは常に表示、Show for a few Secondは数秒間のみ表示、Hideは表示しない。

HyperFormanceは性能の向上、Virtual Vsyuncはモニターの垂直同期に表示を合わせて見やすくします。

更に、アプリケーション毎の動作モードの登録も必要です。

Dは外部グラフィックボードを使用するd-Mode、IはiGPUを使用するi-Mode、Hはもう片方のグラフィックを補助に使うHyperFormanceの有効/無効です。

性能を向上させたい場合は基本はD+Hを設定します。
動画変換等でQSVを使いたい場合はIを設定します。

実際の動作性能


モニターへの出力方法は、iGPUからと外部グラボの2種類の方法があります。
VirtuMVPを使用しない場合は、iGPUに接続した場合はCPU内蔵のGPUのみを使い、グラボ側に接続した場合はグラボのみが動作します。

グラボを使用しない場合でもグラボはアイドル状態で動作しています。
消費電力が切り替わるノートPCと異なり、DモードとIモードの切り替えはQSVを使いたい場合を除きあまり意味が無いです。

アプリにより、性能変化は様々でした。
DHモードの性能の向上は、対応しているアプリ+モニター出力はiGPU側という組み合わせが一番性能が高くなりました。モニター出力がGPU側の場合は少し低下しました。

性能が向上しないアプリの場合、Virtu MVPを有効にしたDモードではVirtu MVPを無効にしている状態よりも性能が下がってしまいます。場合によっては、映像が表示されなくなってしまうアプリ(PSO2体験版は表示されなかった)もあります。

IHモードはIモードよりもほんの少し性能が向上しますが、Dモードに劣ります。

DHモードで性能が向上したベンチマーク
・3DMark06
DHとDモードで性能が低下したベンチマーク
・バイオハザード
・A列車で行こう9
・Heaven3.0
・FF14
表示がおかしくなったベンチマーク
・PSO2体験版

GeForce GT440と組み合わせる場合は、Virtu MVPのHyperFformanceはほとんど意味が無いという結論です。

Virtu MVP対応と謳われるゲーム向き。
人気ブログランキング←この記事を評価する場合はこちらをクリック
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック