Windows7 Professional EditionでVirtual PCXPモードが標準ですが、同Windows上の他の仮想環境でXPモードを使うこともできます。

VMware Playerの特徴は、Direct Xが機能するのが大きな特徴です。Version3.1.3では3DMark06も動作しました。

CPUにCore2 Quad Q9650の2コア割り当てに、メモリ1GB割り当てに、Radeon HD5870搭載で、3DMark06のスコアはグラフィックがGeForce GT220相当でCPUが1/3の性能でした。

VMP31-3DM06

Virtual PCよりもとても軽いです。

XP用の古いゲームにも使えます。また、Windows7が64bitでもXPモードは32bitですので、64bitでは不具合のでるXP用のソフトでも使えます。

すべてが問題なく動作するわけではありませんが、とても使える機能です。

XPモードがなくても、XPのインストールCDと有効なライセンスがあれば、VMware の仮想環境にXPをインストールして使うことができます。

仮想環境なので、快適に動作させるにはPCのシステムに高い性能が必要です。メモリも専用に割り当てて使える空き領域が1GB以上あるのが望ましいです。

■導入手順
XPモードをインストールする
Windows XP Mode のダウンロード

Windows Virtual PCはインストールする必要がない。(使いたい場合はインストールする)

VMware Playerをインストールする
VMware Playerのダウンロード
ダウンロードには姓名とメールアドレスの登録が必要です。

VMware Playerのメニューにある
「ファイル」から「Windows XP Mode 仮想マシンのインポート」
を実行する。

VMP31-01

XPの初期設定を行う。
(なぜか時刻が1時間ずれている状態でした)

VMware Toolの自動ダウンロードとインストールを行う。


再起動後にブルースクリーンになって再起動を繰り返してしまう場合は、VMware Playerのメニューにある
「仮想マシン」から「パワー」の「パワーオフ」
をする。

再起動するときはXPのスタートメニューからではなく、VMware Playerのメニューから
「パワー」の「リセット」
を使って再起動する方が問題が起こりにくい感じです。

割り当てるメモリやCPUコア数等は、XPモードをパワーオフにしてから、
「仮想マシン設定の編集」
で行います。

VMP31-02

ホストとの共有フォルダの設定は、XPモードが起動している時に設定を行います。
「仮想マシン設定の編集」のオプション項目にあります。
・常に有効
・Windowsゲストのネットワーク ドライブとしてマップする
・フォルダにXPモードの中からアクセスしたいドライブやフォルダを追加する。

VMP31-03

XPを起動した時の「自動ログオン」設定やXPモードのウインドーを表示しない独立した起動の「ユニティ」もオプション項目で行います。

ユニティーモードでは、スタートメニューがWindows7でのタスクバーの上に表示されます。

ユニティでは表示が遅くなるのでゲーム等では使い物になりません。

XPモードを終了させてもVMware Playerを終了させたくない場合は、
「ファイル」の「環境設定」で「仮想マシンを閉じた後にVMライブラリに戻る」
を有効にします。

VMP31-04s

VMware Playerのインストールで、ホストの自動起動が無効にされてしまい元に戻したい場合は、Windows7側のレジストリエディター(ファイル名を指定して実行から「regedit」と入力して起動する)で、
\HKEY_LOCAL_MACHINE
 \SOFTWARE
  \Microsoft
   \Windows
    \CurrentVersion
     \Policies
      \Explorer
「NoDriveTypeAutoRun」の値を16進数で「91」と入力
再起動するとレジストリの変更が有効になります。       

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