マッハドライブの設定はとてもシンプルですね。

オート設定で終わり。
カスタム設定もありますが、オートで十分でした。
RamPhantom3と違ってトラブルは起こりにくいし、入れて損はないですね。

オート設定で、Cドライブ(システムとアプリケーション)とGドライブ(キャッシュ、一時ファイル)で512MB割り当てられました。

このPCではマッハドライブによるリクエスト最適化率は70〜80%で推移しています。

MachDrive001

マッハドライブ導入前はシステム→ HDD へのアクセスが多いですが、マッハドライブを使うことで低速なHDDへの書き込みアクセスが少なくなります。
メインメモリーに書き出してまとめて一気にHDDに書き込むことで無駄な応答を減らして高速なやりとりが可能になります。

SSDでプチフリーズ(数秒間〜数十秒間)反応が止まってしまう症状は、SSDとの応答が遅くて待ち時間が長く発生してしまう問題です。SSDとの応答を減らすことでそのような問題も解決されます。

HDDはプチフリーズはないのですが、応答は普通に遅いです。そのため、それなりの効果は期待できます。

1つ注意が必要なのは、空いているメインメモリーを活用することです。メインメモリーの空きが少ない場合は、メモリー不足により普通にHDDへのアクセスが増えてしまいます。

まずは、メインメモリーに十分な空きがあって、メインメモリーの不足が起きないことが前提条件です。マッハドライブに割り当てることでメインメモリー不足になっては意味がありません。ただし、プチフリーズが発生するSSDを使用している場合は、それでも割り当てる方が快適かもしれません。

また、頻繁にPCが予期せぬ再起動やシャットダウンなどが起きる場合は使ってはいけません。HDDに保存する前にメインメモリーにまとめますが、メインメモリーからHDDに書き出す前にPCが動作停止すると保存したはずのファイルが保存されていないことになります。使っていなくても、HDDに書き込み中にPCが止まったら同じことですが、その場合は被害を受けるファイルがまだ少なく済みます。

読み込みに関しては、Windows Vistaと7では標準のSuperFetch機能によりメインメモリーが活用されています。この機能もメインメモリーが余っている状態でないと機能しません。(希に、メインメモリーの空き容量が減るのが嫌で無効にする人がいますが、使われていないメモリー容量は活用した方が快適になります。Vista以降のWindowsのメモリー管理は賢くなっています。)

 

ベンチマーク

CristalDiskMarkでベンチマークをしてみましたが、読み込みも速くなっていますね。これはベンチマークの仕組み上、正しく測定できていないためと思われます。

MachDriveCDM21

画像が410ASと418ASになっていますが、418ASが購入時(ラベル)の型番で、410ASは内部(ファームウェア)の型番です。初期の418ASは410ASと同じようです。

ベンチマークでファイルの読み出し測定を行う場合、ファイルをHDDに書き込んでから読み込みを計るわけですが、書き込み先がメモリーからHDDに書き込まれる前に読み込みが行われると、HDDからの読み込みにはならないわけです。そのため、HDDの性能を超えた読み込み性能になってしまうと思われます。

書き込みも、実際はメモリーからHDDにこの後も書き込まれることになるので、正確な値にはなりません。ランダム書き込みでもHDDへは連続書き込みとなるので、速くなるのは確実です。

512KB書き込みがseqを超えているのも、メモリーに書き込まれた時点でソフト側からは書き込み完了に見えるためです。seqが低いのは512MBのメモリーに1000MBのファイルは記録できないので、HDDに記録されてから書き込み完了となるためです。

HDDの性能は超えることはありませんが、4KBが100個になるファイルを400KBが1個のファイルのように連続してHDDに書き出されれば512KBの書き込み性能に近づくわけです。

そのため、細かいファイルが一度にたくさん保存するような場面では効果が大きくなり、細かいファイルを少しだけ保存する場合や、大きなファイルを保存するような場合はあまり効果が得られません。

マッハドライブは小さなファイルをたくさん保存するときに遅くなってしまう構造上の問題を和らげる効果があります。

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